UBBLルール

1.用語の定義

• 名称

URELベースボールリーグとする。

• チーム

大学不動産連盟(UREL)における正会員校、準会員校及びオブザーバー校の野球代表チームとする。

• 実行委員

各チームから選出された者であり、リーグ運営におけるチームの意見を代表する。また、リーグ運営の決定事項を各チームへ伝達する責任を負う。

• 実行委員会

実行委員で構成し、実質的にリーグの運営を行う。

• シーズン

春季又は秋季あるいは前期または後期

2.リーグ 運営要項

  • リーグは、大学不動産連盟(UREL)の懇親部会に所在する。
  • リーグは、大学不動産連盟における正会員校、準会員校、及びオブザーバー校の中で当該シーズンに参加表明したチーム全てで組織する。
  • リーグへのシーズン中の途中参加は認めない。
  • リーグからのシーズン中の途中脱退は原則として認めない。ただし、やむを得ない事情があると実行委員会が判断した場合には、途中脱退を認める場合がある。
  • リーグはリーグ戦、オールスター戦、リーグアワードを主催する。また、トーナメント方式によって行う場合もある。
  • リーグにおける各チームの代表者は、各校の建設・不動産会の代表者または代表者に指名された者とする。
  • リーグ運営にかかる費用は、当初費用については、第1シーズン参加のチームで均等に負担するものとし、以後各シーズンに必要な費用については、当該シーズン参加のチームで均等に負担する。

3.実行委員会 運営要項

  • 実行委員会は、リーグ運営の意思決定機関とする。
  • 実行委員会は、元プロ野球選手の試合出場に際して、条件を付することが出来る。
  • 実行委員会は、全実行委員の全会一致をもって議決する。
  • 実行委員は、シーズンにおいて各チーム1名とし、欠員は認めない。
  • 実行委員会は、リーグの運営に必要な場合は、実行委員以外に本部委員を招集する。

4.リーグ戦 実施要項

  • リーグ戦は、各チームの総当たり戦、各対戦1試合とする。ただし、全チームを複数のリーグに分けることがある。
  • 各試合の結果は、勝ち、負けまたは引分けとする。天候等やむを得ない理由による中止以外では原則として再試合を行わない。
  • 各季リーグ戦は、終了の期限を設定する。設定した試合が雨天中止等になった場合、代替の試合は、再設定の場合は、最初に設定した日を起算日(1日目)として60日以内、再々設定およびそれ以上に設定を行う試合は、都度、設定していて雨天中止等になった日を起算日(1日目)として、30日以内に試合を行う。
  • リーグ戦全日程終了後最も勝率が高いチームを優勝とし、以下勝率が高い順に順位を決定する。
    勝率の算定方法  勝率=勝ち試合数÷(勝ち試合数+負け試合数)
  • 全日程終了後、最も勝率が高いチームが2チームある場合には、そのシーズンにおいて消化した試合数が多いチームを優勝とする。試合数が同じ場合には、直接対決の結果で勝利していたチームを優勝とする。3チーム以上ある場合、または2チームの直接対決が引分け等であった場合は、そのシーズンのリーグ戦での得失点差がもっとも大きいチームを優勝とする。また、それでも優劣がつかない場合、優勝決定の方法は実行委員会にて決定する。
    得失点差の算定方法=(そのシーズンのリーグ戦での得点の合計)-(そのシーズンのリーグ戦での失点の合計)
  • 優勝チーム以外に同勝率のチームが複数ある場合、消化した試合数が多いチームを優位とする。消化した試合数が同じ場合で、かつ優劣を決定する必要がある場合には、該当チーム数が2チームの場合、直接対決の結果で勝利していたチームを優位とし、該当チーム数が3チーム以上ある場合、または2チームの直接対決が引分け等であった場合には、そのシーズンのリーグ戦での得失点差がもっとも大きいチームを優位とする。それでも優劣がつかない場合、その決定方法は実行委員会にて決定する。当該シーズンに新
    規参加したチームは、前シーズンは最下位として取り扱う。当該シーズンに新規参加した複数のチームが、同勝率となった場合には、決定方法は実行委員会にて決定する。

5.選手資格

• 選 手

各大学又は大学院の卒業生であり、当該シーズンにおいて各大学の建設不動産会の会員であること。
ただし、卒業生とはその大学又は大学院を1度卒業することで足り、例えば、現在(卒業した学部と)別の学部の学生であっても構わない。
また、例えばA大学を卒業後、B大学に編入後卒業をした場合、A大学、B大学どちらの卒業生としても取り扱うことが出来るが、当該シーズンでは1チームでしか活動できない。
なお、各大学の建設不動産会の会員であっても、当該大学又は大学院の卒業生でない者は資格を有しない。
上記要件を満たしても、高校野球、大学野球、社会人野球及びプロ野球の現役指導者は、原則として資格を有しない。
ただし、指導者の所属団体の許可を得たもので、実行委員会にて資格を有すると議決を得た者はこの限りでない。社会人野球、プロ野球の現役選手は資格を有しない。
元プロ野球選手が資格を得るためには、実行委員会に届出し議決を得るものとする。

6.リーグ戦 試合 要項

■ホームチーム、ビジターチーム

  • 試合において、抽選番号の数字の若い方をホームチームとする。
  • 試合において、ホームチームは一塁側ダッグアウトを使用し、ビジターチームは三塁側ダッグアウトを使用する。
  • ビジターチームがグラウンドを確保した場合であっても、当該試合のホームチームはあくまでも抽選番号の数字の若い方であり、下記に示す試合における権利、義務はホームチームが有するものとする。
    ただし、グラウンド使用等不明な点については、双方で協議すること。

■立会人要項

  • 試合には、対戦チーム以外の実行委員またはそれに準ずる者(以下立会人)を派遣する。
  • 立会人は、試合運営における決定権を有し、リーグ所定の用紙様式にて結果の報告義務を負う。
  • 立会人は、グラウンド使用時間に制限のある場合には、試合の時間管理を行う。
  • やむを得ず試合に立会人を派遣できない場合は、当該試合のホームチームの実行委員が運営における決定権を有し、結果の報告義務を負う。この場合、本試合要項に抵触する決定を行う際には、必ず相手方に承認を得ること。

■試合日程要項

  • ホームチームは、試合可能なグラウンドを確保したうえで、試合日を試合日の21日前までにビジターチームに連絡する。
    ただし、ホームチームが、グラウンド確保が困難な場合は、ビジターチームがグラウンド確保を代行することは差し支えない。
  • ビジターチームは、ホームチームから試合日の連絡を受けた場合には、試合の可否を試合日の14日前までにホームチームに回答する。
  • ビジターチームが試合可の連絡をした時点で試合日確定とする。
  • ホームチームは、試合日が確定次第、速やかに実行委員会へ報告する。

■グラウンド

  • グラウンドは、軟式野球が出来る施設とし、当該試合におけるホームチームが責任を持って予約、申込み、料金支払い、ビジターチームへの連絡等を行う。
  • グラウンド使用料等は、原則として当該試合の両チームの折半とするが、それによらず協議を行う場合にはホームチームの責任にて対応する。
  • 天候等による試合の中止等は、原則としてグラウンド使用開始時刻の2時間前までにホームチームが判断する。

■審判員

  • 試合は、1名の審判員にて行う。
  • 審判員は、公認派遣審判員を原則とし、やむを得ない場合、対戦チーム以外のチームからの派遣審判員にて行う。
  • ホームチームは、費用の発生する審判員にて試合を行う場合には、事前にビジターチームに承認を得ること。また、費用が発生する場合には、原則としてその費用は対戦チームにて折半とする。

■試合運営要項

  • 本部役員は、グラウンド使用時間の制限がある場合は、試合を強制終了する時間等を試合前に両チームに通知する。
  • 各チームは試合におけるチーム代表者(監督又は主将)を選任しておくこと。
    チーム代表者は、実行委員を兼ねることが出来るが、試合に本部役員の派遣が無い場合は、ホームチームの代表者は、試合の運営そのものを司ることになるので、当該チームの実行委員を兼ねないことが望ましい。
  • 両チーム代表者は、試合前にメンバー表2通(相手方用、自チーム控え)を本部役員へ提出する。メンバー表には、遅刻して参加する予定の者も含めてベンチ入り全ての選手を記載する。
  • 試合の先攻後攻は、試合前のチーム代表者によるジャンケンにより決定する。
  • 試合前の整列、挨拶は行わない。後攻チームが守備について適宜練習ののち、試合開始とする。試合後は整列、挨拶を行う。
  • 試合において指名打者制は使用可とする。ただし、投手が投手以外の守備につく、指名打者が守備につく等指名打者制が消滅する事由に該当した際には、ルール通り以後その試合では指名打者制の使用は不可とする。
  • 試合球は各チームが公認軟式球(A号)を持参し、原則として1試合で2球ずつを供出する。
  • 試合チーム同士での用具の貸し借りは原則として行わない。ただし、やむを得ず貸し借りを行う場合は、両チームの責任において行うものとする。
  • 打撃時には出来る限り、両耳付きヘルメットを着用する。ただし、女子が試合に出場する場合には必ず着用すること。

■特別ルール

  • 試合は、どちらかのチームが試合開始までに7名未満の人数しか揃わない場合、そのチームは不戦敗とする。試合中の人数が7名もしくは8名の場合は、その人数で試合を行う。
  • 試合開始時点で両チームが7名未満の人数しか揃わない場合、引分け(正式試合)とする。
  • 試合中にどちらかのチームが7名未満となった場合には、7名未満になった時点で、そのチームの不戦敗とする。
  • 上記の規定に関わらず、試合開始までに試合をするのに充分な人数が揃わないことが明らかな場合は、リーグ内の他のチームに助っ人を要請することが出来る。
    この場合の他のチームとは、試合の相手方が了承すれば相手方の選手でも可とする。
  • 助っ人は、当該試合での個々のプレイおよび試合結果の責任を負わない。ただし、悪意が明らかな場合はこの限りでない。
  • 助っ人を要請するチームは、助っ人の要請に関して個々に交渉は出来るものとするが、結果、要請に応じた選手に関しては拒否する権利を有しない。
  • チームは試合において10番打者をおくことが出来る。当該試合において10番打者をおく場合は、先発メンバーからおかなければならず、当該試合の終了まで10番打者を廃止することは出来ない。
  • 先発メンバーの交換の時点で10番打者をおいていない場合は、当該試合中から10番打者をおくことはできない。
  • 10番打者の打順は10番とし、10番打者をおいた場合は、10番打者の次は1番、2番、、、と打撃を行う。
  • 10番打者は、打撃及び走塁のみを行うものとし、投手または野手として試合に出場することは出来ない。
  • 10番打者に代わって出場した選手( 代打・代走) は、引き続き10番打者にて打撃・走塁のみを行う。
  • 試合において10番打者と指名打者(DH)の併用は可とする。ただし、指名打者は、以後当該試合の指名打者制を放棄して守備につくことができるが、10番打者は守備につくことは出来ない。
  • 10番打者と指名打者(DH)を併用する場合は、先発投手も含めて11名のスターティングメンバーを記載したメンバー表を作成する。
  • 指名打者は、本来、投手に代わって打撃を行う選手であるが、特定の野手に代わって打撃を行ってもよい。ただし、この場合「投手」を「特定の野手」と読み替えるため、「特定の野手」がポジションの変更を行ったり、既に他のポジションについている野手が「特定の野手」のポジションについた場合、その試合の以降の指名打者制は消滅する。
    特定の野手に代わる指名打者は、試合前のメンバー交換の際に、メンバー表にその旨明記するとともに、相手チームにその旨説明を行わなければならない。
    特定の野手に対する指名打者を起用する場合、その試合において、投手に対する指名打者は起用できない。
    特定の野手に対する指名打者と10番打者の併用は可とする。

■チーム規定

  • 試合に出場する選手は、試合においてチームにて統一したユニフォームを着用することを原則とするが、別のユニフォーム、ジャージ等での参加も時限的に可とする。ただし、統一した帽子は着用すること。
  • 試合に出場する選手は、各チームにおいてスポーツ保険の加入をすること。上記、助っ人で他チームでの活動をした際に事故があった場合には、原則として本来の所属チームの保険にて対応するものとする。
  • 応援者等のダッグアウト入りは可とするが、ファウルボール等の事故予防には十分配慮するものとし、万が一事故等の生じた時には、当該チームにて対応するものとする。

■イニング規定

  • 試合は、7イニング制とし、延長戦は行わない。7イニングを終了した時点で同点の場合は、その試合は引分けとする。
  • 天候等やむを得ない事情で試合が中断し、以後の続行が不可能な場合、4イニングを終了していた場合、試合成立とし、成立しているイニングまでの得点で勝ち、負け又は引分けを決定する。
    ただし、後攻チームがリードし、4回裏攻撃中に中断、続行不可能となった場合も4イニング成立とし、後攻チームの勝ちとする。また、同点で4回裏攻撃中に中断、続行不可能となった場合は、試合成立とし、引分けとする。
    上記の例を除いて、4イニングを終了していない場合、ノーゲームとする。その時点で同点であっても引分けではなく、ノーゲームであるので、再試合を行う。
  • グラウンド使用時間による制限がある場合、使用時間終了20分前(21:00までの使用であれば20:40、以下20分前)を過ぎて新しいイニングへ入らないものとする。ただし、20分前を過ぎた時点でリードしているチームは、その回を成立させる目的で以後の攻撃を放棄することが出来る。また、使用時間終了10分前には、試合を強制終了し、成立しているイニングまでの得点で勝ち、負け又は引分けを決定する。
    この場合でも4イニングが成立していない場合はノーゲームとする。

 

平成29(2017)年1月30日改訂